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第三章 遠吠えは闇に木霊する
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 数日前に警戒レベルが最高に達したムラピ山は断続的に熱雲、火砕流を発生しながら今なお盛んに火山活動を続けている。噴火に伴う火山灰は、この時期、東から西へと吹く貿易風に乗って、世界遺産として知られるボロブドゥール仏教寺院を白く覆いながら遠く西ジャワまで流れ着いている。昨夜の噴火では、これまで被害の少なかったムラピ山の南裾にも火山灰が降り積もり、火口から27kmほど離れた古都ジョグジャカルタも一夜にして灰に包まれた。道路に積もった灰を巻き上げ、白い煙を残して走る車と、その脇をマスク姿で歩く人々。風が吹くたびに屋根や木々に積もった灰は中空に舞い上がり、静かに辺りを煙らせる。ムラピ山の警戒態勢が解かれぬ内は、このような光景がしばらく続くことになるのかもしれない。
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無題
ネットではリアルタイムで海外情報が入るため、遠い世界のこととは思えず気にかけておりました。
まぁ、日本でも異常な集中豪雨の発生など、近年なかった災害も増加傾向です。
何もないのが当たり前のように日々の生活を送っていますが、本来は安定した生活など、生物の在り方ではないのかもしれませんね。
ことら 2010/11/02_Tue_:10:46 編集
タイトルがあればなお
 コメントありがとうございます。地震に噴火、竜巻に洪水、報道されるものからそうでないもの、直接的な被害から間接的なものまで、何かしらの災害に見舞われていることが多いので、いつもいろいろな人に多大なご心配をお掛けしてしまいます。でもこちらに長いこと住んでいるとむしろこのような状態の方が「自然」なのではないかと思うことが間々あります。ことらさんがおっしゃるように、本来は安定した生活など生物の在り方ではないのではないかと。ま、生きていればこそ言える台詞ではありますが。
 そう言えば傷はすっかり良くなりましたか?私にとってはムラピ山の火山活動よりもそちらの方が心配です。
zeal 2010/11/03_Wed_:50:07 編集
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